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雨の季節も終わり、いよいよ夏本番ですが、暦の上ではもう秋です。七日は立秋。太陽暦の一つであるグレゴリオ暦は世界共通ですが(日本では明治5年に採用)、それ以前の太陰暦よりも約一ヶ月早い感じです。言い換えると太陰暦では、葉月は現在よりも一ヶ月遅い計算です。そう考えると昔の日本の夏は、梅雨と重なって雨ばかりだったのですね。お盆、処暑と続き、晦日は二百十日。とは言っても、まだまだ暑い日が続きます。

盆踊りは、有名なものからそれぞれの地域で開かれるものなど様々です。今月の更新のための写真を探していたところ、そんな一枚が目に留まりました。思い出すと、夏休みで子供がいない小学校の校庭に、その時期になると櫓が組まれ、夜になると遠くから盆踊りのお囃子が聞こえてきました。今年のお盆期間中のJRの予約は、8割減だそうです。大きな祭りも今年は中止になっています。写真のような小さな行事も今年はなくなりますね。

水辺に咲く花は夏には清涼感がありますね。水芭蕉や蓮、睡蓮などが有名ですが、どれも沼や池でないと育てるのは難しい。写真は熱帯睡蓮で水鉢で咲いています。花が終わって葉が枯れ、冬に水が凍ってしまっても次の夏にはまた花を咲かせてくれます。ただ水鉢だと底の方の水まで凍ってしまうかもしれないので注意が必要ですね。

ブッシュバジルをご存知でしょうか。八百屋で売っているバジルとは違って、葉が5ミリから1センチの品種です。もちろん食べられますが、花も白いのがたくさん咲いて、綺麗です。和名は目箒。タネを水に漬けておくと水面にゼリー状のものが出て来るので、それで目に入ったゴミを取るのに使われたとか。でも用意する間に目のゴミなんて流れてしまいそうですが。昔の目薬だったのでしょうね。

八月二日は土用の二の丑です。頭に浮かぶのは鰻でしょうか。他にもいろいろな慣習があります。まず土用(土用の期間)にしてはいけない事は「土を掘り起こす事」、土の神様が土を支配しているので動かしてはいけないそうです。また衣類の土用の虫干し、梅干しの天日干し、薬湯など。鰻だけでなく「う」のつくものを食べるのも良いそうです。

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参考文献・資料

「日本の行事・暦」
「季節の花300
「くらしのこよみ」
「旬の食材百科」

vol.42 vol.41

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