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五月の後半から六月前半にかけては気候はそんなに変わらないのに、月が変わると気分が重くなるのはその名前のせいでしょうか。皐月から水無月へ、青空が広がって気持ちの良い五月晴れが少なくなり、いよいよ雨の季節です。水無月の「無」は「の」の意味で、文字通り水の月。田植えが終わり田んぼに水を張る必要があることからです。水と言っても雨ではなかったのですね。

近年の気候の変動により実感の無くなってしまった「衣替え」は、平安時代から始まりました。和服では単衣になりますね。「芒種」の「芒」は、稲や麦などの穂のことです。穀物の種を巻く時期だからですが、イネの種蒔はもっと早い時期ですね。そして「入梅」、暦の上での梅雨入りでこの日から30日間が梅雨の時期(暦の上で)になります。今年は父の日と重なりますが「夏至」です。一年で一番昼間が長い日です。冬至はカボチャを食べる習慣がありますが、夏至は関西ではタコを食べたりするそうです。

だんだんと緑が濃くなってゆく中、六月の花といえば、「紫陽花」でしょうか。今はいろいろな園芸種が見られますが、やっぱり昔からある青か赤の花が好きです。雪の下科で日本原産です。成長に大量の水が必要だそうで、まさに雨の多い時期の花ですね。

ヤングコーン、またはベビーコーンはご存知ですか?瓶詰めになっているものは昔からありますが、最近は皮付きのものが八百屋さんで見かけるようになりました。とうもろこしは大抵1株から2本収穫するそうなのですが、余分に出てきた若芽を間引きしたものがヤングコーンとなります。お薦めは外葉を全部剥かずに焼き網か魚焼きコンロで焼くこと。外葉が真っ黒に焦げてきたら焼き終わり。皮を剥いていくとクリーム色のコーンに髭がついていますが、この髭が美味しいです。最初は塩で、そのあとは醤油で。

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参考文献・資料

「日本の行事・暦」
「季節の花300」
「くらしのこよみ」
「旬の食材百科」

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