一年で一番寒い時期にあたる先月は、花も少ないのですが、今月になると水仙や梅、桃を皮切りに春の花が咲き始めます。この頃は啓蟄と言って、冬眠していた虫達が土の中から這い出してくる頃でもあります。春の山菜も店頭に並び始めますね。日増しにひと雨ごとに暖かくなってきます。
寒い冬が終わりに近づいて今日は何だか暖かいなと思う頃、梅が咲き始めます。桜と違って咲き方も散り方もゆっくりですね。花が多くなてくるととても良い香りが漂ってきます。初夏には実がなって、梅干しに使われます。
写真は猩猩袴(ショウジョウバカマ)。春に山野の湿ったところに咲きます。薄紅色が多いのですが、白い花もあります。この猩猩とは中国の架空の生き物で頭は猿の赤い毛を持っている大酒飲みです。葉を袴に見立てて名付けられたらしいです。
普段何気なく食べている野菜の花ってどんなだろうと思ったことはありませんか。根野菜は簡単に芽吹きさせてみることができます。写真は右上から時計回りに、白菜、人参、赤蕪です。白菜は根野菜ではないですが、根の部分を三角に切って水栽培でぐんぐん成長します。大根ももちろんできます。みんな菜の花の様な花ですね。
蕗の薹
参考文献・資料
「日本の行事・暦」
「季節の花300」
「くらしのこよみ」
「旬の食材百科」
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六月6月1731