七日は立冬。いよいよ冬が始まります。今年の秋はとうとう秋刀魚を食べる機会がありませんでした。今月は文化の日と勤労感謝の日の二日、祝日があります。文化の日とは1946年に日本国憲法が公布された日で、平和と文化を重視している憲法に因んで、祝日に定められたそうです(憲法が施行されたのは半年後の五月三日。)風邪の季節でもありますが、今年はいつも以上に気をつけて過ごしたいですね。
もうすぐ冬なのになぜ朝顔?と思われるかもしれませんが、夏の終わりに朝顔の種を収穫後、鉢をそのままにしていたらこぼれた種でしょうか、発芽して本葉が出ました。ツルは伸びなかったのですが、蕾がついて小さいながらも開花しました。一輪で種もつかずおわってしまいましたが、植物の生命力はすごいですね。朝顔は秋の終わりくらいまで花をつけるそうです。
露に濡れた小菊です。菊は本当に種類が豊富で、高価なものから露地に咲いているものまでたくさんあります。また食用菊もあり、日本人にとっては馴染み深い花でもあります。薬としても解熱の効能があります。諺も「春蘭秋菊俱に廃すべからず(両者とも優れておりどちらも捨てがたい)。」
桜前線は南か北へ、紅葉前線はその逆ですが、今月に入ると紅葉も見られます。木の葉が色付くと、人も物も一斉に季節が進む気がします。春に新緑、そして夏の太陽をいっぱい浴びた葉がいつしか紅や黄に染まり、来月には落ち葉に。春夏秋冬、近年では長い夏が春と秋を邪魔していますが、やはり季節の移り変わりは感じたいです。
さて、ここで豆知識。葉が緑なのは光合成を行うクロロフィルという物質ですが、日照時間が短くなるとともにその存在も無用になります。クロロフィルの分解と並行して、アントシアニンという赤の色素が作られます。それが紅葉、葉が赤や黄色に染まるという現象になるんですね。写真は森の散策中にしたから撮ったもの。次の2枚は同じような位置から11/8と11/22に撮ったものです。季節は変わってゆきます。
参考文献・資料
「日本の行事・暦」
「季節の花300」
「くらしのこよみ」
「旬の食材百科」
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六月6月1731