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9月に入り連日の熱帯夜も少し気温が下がったように感じます。日中は相変わらず猛暑ですが、台風の季節ですね。二百十日は先月末でしたが、二百二十日(9/10)も厄日と考えられています。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、今年はどうなるでしょうか。1031日までは軽装で良いという職場もあるようです。

秋のお彼岸の頃に見かけ始める彼岸花。突然茎が伸びてきて咲き始めるのですが、葉がないですよね。彼岸花は花の後で葉が伸びてきます。そのまま冬と春を越して夏近くなると葉が消えてしまいます。なので花と葉を同時に見ることはないそうです。田畑の畦道や土手などに多く見られるのは、地下茎にある毒でのネズミなどを防いだり、比較的強い地下茎なので崩れるのを防ぐためなどと言われています。

日本の秋の風景にぴったりなのがコスモスですが、実は19世紀にメキシコから持ち込まれたそうです。早咲き遅咲きがあり、初夏から咲いているものもありますね。和名は「秋桜」で文字通り秋に咲く桜に似た花だから。またcosmosは、宇宙、すなわち星が綺麗に揃うように花弁が綺麗に並ぶからこの名がつけられたそうです。

ほおずき(鬼灯・酸漿)。お盆の時に飾られますね。飾っていたものを乾燥、というか放っておくとカラカラに乾いてきます。袋の中にはプチトマトのような赤い実があります。子供の頃はこの赤い身の中身を楊枝で取り出し皮だけになったものを口に入れて鳴らして遊びました。実は漢方薬です。

田んぼでは稲穂が実ってくる時期です。もう少しで刈り入れの時期ですが、この時期に台風などの災害があるのも昔からです。全国各地で風をおさめ豊作を祈る風鎮祭がありますね。世界的な気候の変化で秋の味覚と言われる食材が手の届かないものになってしまいそうですが、新米はいつまでも手軽に毎年の楽しみであって欲しいものです。

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参考文献・資料

「日本の行事・暦」
「季節の花300
「くらしのこよみ」
「旬の食材百科」

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